2010年9月22日 (水)

灯台もと暗し・・町田産の桧で家づくり

東京都町田市の野津田の山をお持ちの方が、「是非自分が以前育てた木で自宅の改修をしてくれ」という話が進んでいるそうです。

Spict0059  

 「一本が4㍍20だから3本にきりわけ、さらにこの上に6㍍ぐらいあったから、20メートル以上にそだっていました。お施主さんに聞いたら、58年の樹齢、ちょうど自分の年齢と同じというのもちょっと興味深いね。」建設ユニオン住宅性能保証登録業者として活躍する上原工務店さんにおききしました。

 「今週の月曜日、実は一人で運び出したんだよ。小型のユンボとジャッキを使って。ちょっと前に切り倒しておいて枝の葉が枯れるのをまって、4㍍ちょっとに切り分けて運び出したんだけど、重いよ。ちょとやそっとじゃ動かないからね。」

確かに重い。

というか、これ一人で運んだの?「もちろん」・・・・本当でしょうか。

「本当だよ。昔みたいに山から木を伐りだして高く売れるのだったら何人かけてでも、やるだろうけど、今じゃ無理。まして自分の家を自分の山の木で直すんだから、不要な費用はかけたくないしね。でも大変だったよ。運び出すの。」

 皮をむいた左端の柱は、玄関先の庇の柱に使うんだそうです。

 「水を吸っている間に皮を剥いでおかないと硬くて取れなくなるし、虫が卵を産んで、穴だらけになってしまうから、さっさと剥いたんだよ。一年ぐらい自然乾燥させて、磨けば結構良いものになるのではないかな。」「でも、不思議だよね、起ってるときは虫が湧かないのに、切り倒したらすぐ生み付けて、湧いちゃうんだから。自然は不思議だよ」

 で、皮をむくのは、この下の写真の竹べら。これで・・・・・これまたびっくり。

Spict0065

※みえますか。竹。これで剥けるのか・・・・・

Spict0061

Spict0062

 根っこに近いところの一本と、その次の二本。それぞれ、まっすぐに育っているから柱として充分使えそうです。

 きこり、搬出、製材、乾燥、加工、施工・・・全部一人でやるのですか。

「一人でやるよ。面白いよね。」「まだまだ山に良いのが起ってるから、どんどん使えるんじゃないかな。」

 町田産の桧で家づくりを、町田の大工が(一人で)やる。

 凄いすね。

 こんど見学会しましょう。!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月16日 (木)

住宅履歴情報に挑戦!

 以前報告させていただいた既存住宅流通活性化事業に際して、住宅履歴情報への登録が要件となっていますので、私達建設ユニオン多摩支部が所属する全建総連が運営する、「中小建設業住宅センター」の住宅履歴情報に登録を行いはじめました。登録料が会員は低価格だからいいすね。

 「登録後、一月、三ヶ月後、そして六ヶ月後に点検のお知らせがメールで届くのか・・・」

 リフォーム工事後、定期的に点検を促すメールを施主と工務店宛に出す仕様は、以前住宅保証機構が行っていた住宅性能保証制度(新築)で、一年、三年そして一〇年点検を施主と、施工店に通知していた事を思い出させていただきました。
 あれは、あれで良い制度だったと思うのですがね。

 なぜなくなったのでしょう。

 住宅履歴情報として内容は変わりましたが、結果として、住んでいる人と施工者それぞれが住宅の維持管理をテーマに共同作業ができるのは良いことだと思います。永年使う家であれば、壊れやら補修も含め、社会的な要求(エコスタイル、耐震など)と家族の生活スタイルの変化に応じて、時宜をみて相談しあえる関係づくりに、住宅履歴情報は一役かえるのではないか、と思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月 8日 (水)

瑕疵が発見されたときの補償について

 私達建設ユニオン多摩支部の仲間は、まもり住まい保険に加入し、新築住宅を手掛けるときは、必ず瑕疵保険を適用しています。当然、第三者機関による工事検査、完了後の検査を受けて瑕疵保険を適用し、保証書を発行しています。

 が、そもそも瑕疵保証をしなければならないような事故については、平成12年より300棟以上の住宅を手掛けてきましたが、有り難いことに事故はありませんでした。
 今回、最近お付き合いをはじめたお客さんから「天井の染み」相談をうけた仲間から保証事故について報告がありました。
 一階居間の上に位置するベランダ部分からの「漏れ」が原因、調査を行ったそうです。 

 結果、やはり、雨漏りに該当するとのことでした。

 誰が、施工したのだろうか?どうやって補償するの?

 ということでお施主さんにお聞きしたところ、施行した業者とは「最近連絡が取れなくて、倒産したらしい」という話。

 これは、困った。

 さらにお聞きしたところ、運良く(?)完成から10年未満、瑕疵保険もかかっていたようです。保証書を頼りに、保険会社と出先機関に相談したところ、施工者が倒産等の場合、完成引渡をしたときの保険条項にもとづきお施主さんに補償だそうです。
 今のまもり住まい保険だと、同様に事業者が倒産ならば、保険対象の事故補償金額の免責10万円の100%補償なのですが、平成15年あたりの住宅性能保証制度だと、10万円の免責で80%の補償らしいです。(平成16年からは95%に引き上げられたようです。)

 これから工事だそうですが、大きな被害になってなければよいのですが・・・・・

 平成15年だと、まだまだ新築住宅への瑕疵保険は広がっていませんでしたが、兎にも角にも入っているので免責10万と残り2割分がお施主さんの「負担」となってしまったこと、残念です。

 どうして、雨がもったのか?工事を踏まえて再度検証してみたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年8月30日 (月)

お知らせ~八王子市役所ロビーで住宅相談会実施中!

Sh3b0232

私達建設ユニオン多摩支部は、所属する大工工務店、建築士の方の参加で各自治体毎に住宅センターを結成しています。「引っ越してきたので地元の建築業者さんを知らないから教えてほしい」「瓦が一枚づれているのだけれど、建築会社の方に相談しても来てくれないから」という住民の声、「市役所を頼って、相談が沢山来るけれども、基本は住民個人の生活の問題もあり、行政として、措置として行える部分ではないものもある。」という自治体の声、「大手企業がどんどん地元に進出して、二代目さんの若い方はどんどんコマーシャルで宣伝するような家ばかりが好評で、なかなか地元の工務店に目をむけてくれない。大手企業の場合、地元の業者が下請になって実際は施工しているので、中間経費を節約するためにも直接相談してほしい。実際仕事が減って地元の業者がどんどんへっている。このままではいなくなってしまい。結果住民にとっても不都合。地元の建設業者を育成してゆく必要があるのではないか」という、三方からの意見と要求を吟味し、各自治体で”住宅相談斡旋事業”が開始されました。

 住宅相談斡旋事業には、各自治体の相談をうける窓口課と、住宅相談と施工を担当できる地元の建築組合が参加しています。

 上記写真は、8月26日八王子試薬で行われた相談会の様子です。今年度は1月、そして5月からは毎月一週間市役所ロビーで住宅相談会を行っています。7月末までに138件の相談がありました。なかには、「○○工事の見積もりを頼んでいるんだけど大丈夫かしら」という相談もあり、なにをもって信頼すればよいのか?という基本的な部分が今揺らいでいるんことを気づかされます。

 来年3月までの今年度は毎月行います。当面の予定は、

  9月27日~10月1日
 10月25日~10月29日
 11月15日~11月19日
 12月6日~12月10日

よろしく。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年8月25日 (水)

花やしきで多摩産えんぴつ配布!

 21日連合東京東部地協さんが、浅草はなやしきでイベントを行い、小学生をはじめ沢山の子供さんと家族の方が来場されました。その際、私達建設ユニオンの城北支部(北千住に事務所があります。)が、東京の木、多摩産材で作った鉛筆600本を来場者に配布し、多摩産材と地元の建築業者の宣伝を行いました。お疲れ様でした。

 鉛筆の提供はもちろん!多摩支部です。

 「小学生はみんな持って帰ってくれました!」とお手伝いいただいた方にも褒めていただきました。ありがとう。(ちなみに鉛筆に”ありがとう”と印字しています。人と人をつなぐ大切な言葉の一つです。ありがとう。)

 ところで、今回の鉛筆はBなのですが、何Bが学校の指定なのでしょうか。ネットを見ると入学時には2B~4Bのようです。柔らかい、筆圧が弱くても書ける、というのが理由なのかもしれません。

 但し、多摩産の鉛筆は杉で作ったのですが、これも柔らかい。鉛筆削りにいれてゴリゴリやってると凹んでしまう。柔らか杉(すぎ)かも・・・・・です。

 夏休みもあとわずか。(今年は8月29日来週の月曜から学校が始まるところもあるようですが。)
 
 鉛筆でゴリゴリ宿題をやっていただければ幸いです。

Stamaenpitu

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年8月23日 (月)

和みのグループホーム 座間

 他人の先入観というのは怖いものですね。グループホーム=>施設=>リノリュームの床、白い壁とベッド・・・・貧困な発想、そして個人を意識しない勝手な考えであることをつくづく、先日の見学会で思い知らされました。

Spict0024

 8月20日建設ユニオン住宅性能保証登録業者の会の一級建築士、大島さんが手がけられたグループケアホームの見学会ということでお邪魔してきました。
 座間市内で、3番目の知的障害者のグループケアホームだそうです。6人が共同生活をする場として使用するそうです。これから様々来所される方との面談から入居者を決めてゆくのだそうです。3番目というぐらいですから、グループケアホームはまだまだ少なく、各家庭や個人で様々ご苦労されているのだと推察するところです。

また、最初に記させていただいたように、老人介護施設を当初イメージして行ったものですからビックリしました。

Spict0029

平屋建ての6部屋。天井が高く、採光用に屋根の傾斜を活かした窓の設置があり、広く、明るい、というイメージでした。また、床や柱、家具には沢山木が使用されており、明かりが一層優しく見えました。(お邪魔したのが夕方ということもあったかもしれませんが。)

Spict0019

 6部屋とも床は、無節の杉でした。赤みが入っていて、綺麗です。

 「今回の建築計画の際、最初はRCなんでしょ、という会話が中心でしたが、木造でも大丈夫という話をしましたら、主催者の方々の近隣パワーというのでしょうか、主催者の友達の大工さんが中心になり、近所の知り合いの電気屋さん、左官屋さん、建材屋さんでやろうという話になってゆきました。
 いつもなら、施設ならゼネコンか大手企業、ということに落ち着いてしまうのですが、今回は違いました。
 地元のみんなで作ろうという雰囲気でしたから、この床の無節の床板も、大工さんがあるとき材木屋で安くなっているときに買いだめしておいて、今回使い、経費的にも安くすることができました。ご近所パワーで、みんなでグループケアホームをつくるという目的が座ると結構強いです。さらには、準公共的な建物ですから、この建築形式(大工さんが元請になって近所の各職種の専門職と契約しすすめる)で、尚かつ『公共建築物への木材の使用』のモデルとして今回のグループケアホームは実例として使用できるのではないでしょうか」という提案を大島さんからいただきました。

どんどん紹介して行ければよいと思います。

大島さんのブログでも紹介されています。http://bi1014.exblog.jp/i0

Spict0008

シャープな外見と暖かい和み、良い具合だと思いませんか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年8月17日 (火)

まさに縁側のちょっと一息多摩ベンチでした。

2

う~ん 

8月7日八王子祭り二日目、まさに縁側的使用方法を「思いついた」方がおられました。携帯用の将棋盤なのでしょう。まさに「絵」になります。

「いい場所みつけたんだよ、行ってみないか」「お、いいね。涼しくて」

という会話があったかどうかは推測ですが・・・・。

 今年で50年。資源分別リサイクル10年、そして資源還流門も4年目。
 さらに、多摩の山の木を日常生活に使いたい、もっと知ってほしい、使ってほしいという思いから私達建設ユニオン住宅性能保証登録業者の会の多摩産材活用事業は、秋川木材協同組合会員の下野材木店さんと一緒に鉛筆、そして八王子クラッセアッレバーレの中学生徒の皆さんと協力して作ったのが”ちょっと一息多摩ベンチ”です。
 (公的な補助は受けられませんでしたが・・・ちょっと一言いいたかっただけです。)

 暑い三日間を通して、上記写真を寄せていただいた私達の会員の方から以下の一言いただき、まさにそのとおりであります。

「みなさま 一連の準備~祭り終了まで、本当におつかれさまでした。
 
私は初めての参加でした(これまで八王子祭りの存在も知らなかった・・)が、自身が見たり体験したり発信したりする事により、われわれが携わったリサイクルステーションが、かたちだけのボランティアでなく、八王子祭りにしっかり浸透し、ジミではあるけれど、八王子祭りの大切な部分を見事に担っていると、強く感じました。(自画自賛?でもホントにそう思いました)
 
ことしからベンチを置いた事も、そのように感じるかなり大きな要素だったであろうと思います。これを機に市民のわれわれに対する認知度が、少しでも高まる事を願います。

 初めて参加したとき、「祭りはどうも居場所がないな。」と、思うところもあったのですが、八王子市職員組合の皆さんの協力もあり、自分たちなりに何をするのか(私達の場合は多摩産材の活用から森を育て、地域循環、地元の建築業者もいきいき仕事がしたい。)を相談し、身内だけでなく、他の団体やいろんな方の意見をまじえるなかで、形になり、ようやくはじめることができました。

 特に、ベビーカーを押す夫婦の方々や、高齢な方がリサイクルボランティアをやっている私達と一緒に一息つけた多摩産ベンチは、「使ってよし、勧めて良し、木を使って環境・社会によし」の三方両得になったのではないかと思います。

 また、これからの話ですが、ベンチはどこに置く?

 ご意見お待ちしています。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年8月 8日 (日)

八王子まつり3日目!ベンチもボランティアも良い感じ

Sh3b0223

なんだかな~という感じで分別回収の「指導教官」こと幸地先生とちょっと一息ベンチ。「絵になってるでしょ」とのかけ声あり。八日町交差点前の横山宿のリサイクルステーションですが、国道16号と20号の交差と合流なので結構な交通量です。もう少しすると、町会ごとの山車が封鎖された20号をわたります。ちょっとその前のひとときです。

分別回収が終わったところで記念撮影(下)。で、参加したみんなには、多摩産の鉛筆と修了証が手渡されました。お疲れ様です。

21時終了までもう一息です。

Sh3b0224_2

本部におき毎度の説明の際に使用しているベンチです。先週作ったとは思えない存在感があります。

Sh3b02270001_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年8月 7日 (土)

二日目スタート! 何人座るでしょう?ちょっと一息多摩ベンチ

Sh3b0216

12時からのリサイクルステーションへ参加する方の説明に際して、建設ユニオン多摩支部の住宅性能保証登録業者の会グラッパさんこと戸崎建築士が説明をさせていただきました。

今日は、先日一緒に汗を流しちょっと一息多摩ベンチを作成した生徒さんも参加されておられましたので、出来具合を再チェックしてもらうと良いですね。
ところで、昨日の反省会(?)で、「何人座ったのか計れないもんかな」「カウンターを置いておくとか・・」「カチカチカウントするとか?」・・・ちょっと一息つける場がこんなにヒットするとは予想外でした。

なんだか、「街中の孤独」に対して、”ちょっと一息”は必要なんですね。

「この椅子はこれからも此処にずっとあるの?」と聞かれました。ごめんね。
ちょとしんみり。

まだまだ続くよ!

Sh3b0217

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年8月 6日 (金)

八王子祭りスタート ベンチ良い感じ

50年目の八王子祭りはじまりました。朝から建設ユニオンの皆さんは、資源還流門とちょっと一息多摩ベンチをリサイクルステーション6カ所に設置しました。

Sh3b0203

資源還流門も今年で3年目。なかなか良い色具合。今年作成したちょっと一息多摩ベンチも桧ですが、色が新しく白いのでますます資源還流門の年季が入った感じです。

Sh3b0210

開始早々、一息つけるとあってベンチも少々混み合っています。「ちょっと座ろうとしても無いのよね。お金出さないと休むところもないし」とのこと。ベンチは、幼児連れの家族の方と高齢者の方、そして和風な女性が多く腰掛けられていました。(今日はです。)

「中学生が作ったの?凄いね。ところで、今晩ここに置きっぱなしにすると良いから明日には無くなるかもね。」なんと恐ろしい・・・・そんなことはないと思いますが。

各ステーションも良い感じに座ってらっしゃいますが、日射しが痛い・・

Sh3b0211

Sh3b0212

今日は会社関係で参加されたボランティアの方が多かったです。ビックリ!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«一席二丁の縁台 ちょっと一息多摩ベンチ3号