2006年7月 7日 (金)

当たり前のことを当たり前に~諸角工務店引渡完了

 1月より基礎着工、そして本日めでたく七夕に引渡となりました。
 諸角工務店さん施工のゆうゆう住宅(住宅性能保証制度適用住宅)は無事お施主さんのもとに引渡となりました。

 ちょっと今日は早めに着いたところ、お施主さんにばったり。

 「ホームページ見ましたよ」と声をかけていただき恐縮至極です。全部が全部伝え切れておらずご不満な点も多いかと思います。ご参照いただきありがとうございます。

 「で、この戸襖の位置わかる?」

 またもや質問。う~ん良くわからない。

 「まだまだだね。この戸襖の二枚の中心がこの襖を囲う柱の中心になってるでしょう。で、問題なのは下の敷居に刻み込んだVレールの位置は当然一枚一枚の戸襖の中心だよね。これをどちらに寄せるのか、というのも施工する大工さんで違うんだよ。この柱と鴨居の中心に”中しばた”中樋端(なかひばた)が来るようにすると、下のVレールの位置は中心から当然ずれるんだ。鴨居と敷居の加工は大工がするんだから、この位置関係は必ず建具屋さんに絵を描いて説明することが必要なわけ。柱が太くなるとこの位置関係はさらに重要になる。」

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 この敷居のVレールは竹が挟み込まれていました。京都の建具屋さんで作っているそうです。

 で、襖の位置は他ではどうなの?

 「和室は外から見たときの絵写りが重要な部分。だからリビングとの取り合いのこの戸襖と窓の”しばた”樋端(ひばた)のかき込みは部屋の内側にあるんだよ。でも、この押し入れには逆に押し入れの中に向かったかき込みがあり、部屋側に中心を寄せて、押し入れの体積を増やして使いやすくしているんだ。この押し入れの襖は経師屋(きょうじや)さんに作ってもらったんだけどね。鴨居、敷居の彫り込みは大工、で滑りやすくする竹と襖を経師屋(きょうじや)さんがやる。だから和室の位置関係は大工が決めることになるんだ。これは、修行をした親方のやり方が違うと、大工さん一人一人で違う場合があるんだ。」

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 鴨居に刻まれた溝・・・・この位置関係で、どう写るのか、どう使うのか。約束事ではあれ、すべては住む人の為。前回聞かせていただいた様々な点といい今回の”溝”への心配りといい、なかなかどうして奥が深いというのか・・・・・なんだか、大工さん、経師屋さん、建具屋さん、さまざまな各職さんを束ねてようやく一つの家ができあがるという当たり前だけど大変な作業。
 そして、その中心に諸角棟梁さんが座り、それこそ様々な注文やアイディアを出し合っている様が目に浮かぶようです。

 「あともう一つ。和室の壁の沓ずり、これは必要だね。掃除機とかをぶつけてもぼろぼろ壁が壊れない。これは必ずつけるようにしているんだ。で、障子の下木がちょうど良い高さになってるだろう。ここいらへんもチームワークっていうもの。」

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 5ヶ月にわたり取材させていただきありがとうございました。

 見るべきところ、考えるところ、それこそたくさん勉強させていただきました。
 
 ブログを読んでいただいた皆さんに、地元の工務店の凄さが伝わったでしょうか。
 相談者が施工し、住む人の顔が見えていること、そして家が”出来合のものをくっつけた箱”でないことが伝わったでしょうか。

 少々説明し切れたか自信がありませんが、実は地元の大工工務店は凄いんです。

 最後に諸角さんに一言いただきました。

 「教わってきたことを、当たり前のように、当たり前にやっただけ。それだけだが、惜しまないでやることが結構たいへんな時代ではあるようにおもうよ。」

 最後までおつき合いありがとうございました。        2006/7/7

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2006年6月30日 (金)

注文住宅の良さ

 諸角工務店施工のゆうゆう住宅、完成間際ですがまたちょっとお邪魔しました。(しつこいかな・・・・)
 完成に向け今日はキッチンの設置とビルトイン浄水器の設置作業等を進めておられました。社長も御出いただき、お話しを聞かせていただきながら、”注文住宅はだれが注文をするのだろう”とふと考えさせられました。

 法規的にはこれが注文、これが建売というものはなかったと思いますが、結論的には土地建物を売買契約で行うものが建売で、土地は別にし建物の請負契約を住居者と施工者(工務店)が結ぶのが注文住宅だと思います。契約の方法だけの違いなのか?

 違う!今日も諸角さんの現場を拝見しつくづく納得しました。

 何が違うかというと、「住む人の意見があり、建築に携わった者が意見を注文として具体化することなんだ」・・・・(当たり前でごめんなさい)

 で、納得させられた点をいくつか。

 その一  リビングの天井

 リビングの天井は、照明とダクト換気を行っている部分に凹凸をつけ、杉板を部分的に採用することで空間の広がりができたこと。
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 その二 押し入れの”桐”

 「今日は特に梅雨で湿度が高いから良く桐がすって、面が張ってるでしょう。」和室に設けられた押し入れには湿気対策で桐材を使用しておられます。
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 その三 トイレの腰壁に桧と自然塗料

 「トイレには必ずと言っていいほど桧の腰板を使うんだ。この上にドイツの自然塗料を塗って(サンド)ペーパーをかけているからつるつるだろ」確かにつるつる。桧だと殺菌作用もあるし、香が良いですね。

 「トイレのドアも他のドアと同様に910㎜でバリアフリー対応なんだ。どうしても将来を考えると必要な部分。で、ドアの鍵もそとから10円玉ですぐ空けられるようなものを使ったんだ。」
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 その四 ちょっとした収納

 階段壁、キッチンカウンター下にちょっとした収納がありました。「絵とか写真、一輪挿しでも良いじゃない。出っ張っているとぶつかるけどこうするとぶつからない。で、奥行きがでるからいいね。後からはなかなかできないよ。」・・・・・なるほど。
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 その五 クローゼットの取っ手はどこにつける?

 「クローゼットの折り戸は、二枚なら右側に取っ手をつけるけど、4枚で2枚と同じ要領で右側、左側も外側につけると真ん中のドア同士がぶつかるんだ。このクローゼットのドアは既製品だけど、どこに取っ手をつけるかは特に決められていないんだ。メーカーも両方に裏側に穴をつけて後現場で貫通させて取り付けるようにしてある。一回どっちが良いんだ!と電話したことがあるけどメーカーもわからないと言ってたね。使い方を研究して欲しいね。」開け閉めするとなるほど、と納得。
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その六 おおLANケーブル口が!

「パソコンを使うんでこのLANケーブル口が和室を除いて全部つけました。今パソコンを使うことも多い。あとからLANケーブルを部屋中に回すと見苦しいよね。」確かに。自分ちもケーブルが走り回り、ドアがきちっと閉められないんだよね。かと、言って無線LANはちょっとね。電源、テレビ用、LANと確かに事前に配線を決めないと難しい点です。
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 その七 蝶番がない。ピボットを使用して歪みを克服

 「ドアの枠が後々変形してぶつかったり、こすれる音がするという話を良く聞くけど、開き戸には全部ピボットという商品なんだけど、上下で吊り込みをするタイプを使ったんだ。」よく見かける蝶番がないのはちょっと初めてかな。枠はどうしても年月がたつと木だとゆがむ場合があるから蝶番ではなくこの方式で対応されているそうです。
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 その八 柱には鴨居を彫りこみ

 「家を建てるときには必ず予算がある。なんでもかんでも良いものを使えればそりゃいいよ。でも大抵はそうはいかない。この桧の柱もそうだ。この家全体で120本ぐらいはこういう柱を使うので”一山”単位(バンド)で買う。一本ずつ買うと値段的には当然と言って良いほど高くなる。でもバンド単位で買うときは、必ず、問屋に行って一本ずつバラして確認するんだ。そして”この柱はあそこ、この柱はここ。反りがこの方向に来るからその反対側の柱には反対向きに反る木をあてがって挟み込むように使うようにするんだ。バランスをみるというのか・・・・バンドの中で”こりゃ使えない”という柱もある。その時は返品するけど、問屋さんも現場で返品じゃないからそんなに嫌な顔もしないで代えてくれる。・・・・そして挟み込んだ柱の間に来る鴨居は必ず彫りこんで入れることにしてるんだ。そうしないで直接あてがうと横から見ると必ずと言っていいほど少ないけどすき間ができる。それが嫌なんだ。柱同士のバランスと当然かかる力をどうやって逃がすというか吸収するのか、ここが肝心だから、必ず木を見て選ぶんだ。」
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この幾つかのポイントは誰が考えたのですか?

「施主がどんな生活をする予定なのか、打合せをしながらどんどん考えるんだ。で、施工しながらでも考えながら進める。住む人にとって何が大切なのか、これしかないと思う。予算内の対応も必要だから、柱やいろんな既製品を使う際にも、メーカーにたいしてだってどんどん注文をつけるよ!」

 あらかじめ作られて売られる家には、設計図を引く段階で”平均的な相手”を予想しながら作られるのだと思う。平均的な個人なんて存在はしない。ましてや、下請関係で指示された場合には部材等に”注文”をつける理由も存在しない。
 
 よく「いろんなメーカーや展示場を見て比較して考えた」という意見を聞きますが、実はいろんな情報を入れて自分自身、家族が考えるチャンスを作ることなんだと思いますが、ややもすると工法や、仕様、予算、そして工期を比較することに終始していたりするともったいない話ですね。

 注文住宅は、建築家、施工者が施主に成り代わって専門的な知識と経験で注文することなんだ・・・・・・と納得した次第です。

 

 

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2006年6月28日 (水)

”多”の印

 6月17日渋谷区で、上棟となった多摩産材活用住宅の写真が届きました。ご協力ありがとうございます。

  これが、多摩産の印の”多”なんですね。

 木口の焼き印だから、加工、くみ上げ後はなかなかみつけることはできないかもしれませんが、正真正銘の多摩産材です。

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 東京の原木市場に出されたときには、多摩産材認証協議会が丸太の木口に焼き印をつけ多摩産であることを証明されるそうです。
 加工された製品(柱や板材)にはシール(東京都のホームページに掲載されています)を貼るようになっているそうです。

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 自然素材としての木材の活用、そして産地認証を行い地域経済の活性化をはかってゆく体制の整備が今後一層重要となると思います。
 
 先日都議会でも質疑が行われたように、まだまだ「木を使い、山を守ることがなぜ大切なのか」「木を使った住宅が私たち生活者にどのような良い影響を与えるのか」「山を守り、管理し、木を切り出し加工する産業の育成はどうなっているのか」など私たち自身充分知り得ていない部分が多くあります。

 いろんな選択肢があります。自分自身にとって、家族にとって、地域社会にとって、・・・・地球環境にとって、何がいいのか。いろんな意見をどんどん聞いていきたいものです。


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 上棟中の写真です。一本一本が多摩の山のどこかで育った木なんだと思うと愛着が湧いてきます。

・・・・東京湾の涼しい風を堰き止め、醜聞の種になった”ビル”ではなく、23区に多摩産材が涼しい風を呼び込んでくれるといいですね。

  

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2006年6月24日 (土)

完成引渡直前

Pict0061_1 「6月引渡」にむけ追い込み作業中でしたが、諸角工務店現場をおじゃましてきました。

今日は内装屋さん二人がお仕事をされていました。

この間雨が続いたので若干作業に遅れが出てきているようです。

もう一息です。頑張りましょう。

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2006年5月12日 (金)

もうすぐ木工事終了

諸角工務店施工のゆうゆう住宅も、もうすぐ木工時が終了します。現在、外部サイディング工事、電気配線工事も終了し、内部仕上げの下地となるプラスターボード張りです。

基礎工事から写真撮影を続けていると、まさに"建築"ですね。
本日お伺いした際にも、お施主さんがおいでになり仕上げの打合せ。ある意味ここから各種専門工事業者さんを施工管理してゆく作業に移ります。
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 ところで、下記の写真は何でしょう?諸角さんが持ってました。

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携帯電話では・・・・。
正解は、墨付けでした。

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墨壺から少量ずつ墨をスポイト的に押し出して使うのでぼた漏れしないそうです。
いろいろありますね。

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2006年4月17日 (月)

「技の慢心は進歩を制す」現場は考える

6月引き渡しに向け諸角工務店さんも木工事追い込みです。

「写真とるなら、階段の収まりとこのナットを撮ってよ!」

最近では、階段もプレカットで、あらかじめ図面指定して階段部材も取り寄せますが、今回の周り階段のつなぎは”できない”というか、機械指定しても「業者に」喜ばれないというか、他に使われないこともあり、諸角さん自身による刻みとなったそうです。
「他の家にも転用できることが機械化の前提だから仕方ないよね。まぁ全部やられたらこっちは困るけどね。実際にはこういう納まりは機械には無理無理。」

「で、こっちのナットは黒いところが強化ゴムになっていて、地震で揺られたときに水平の力を各部分でなるだけ吸収するようになっているんだ。」「先日も講習会に行ってきたんだけど、ここ最近の金物でしめるやり方だけだと、小規模の地震や揺れで堅く締めた部分の釘やボルトの穴が縦横に揺さぶられて穴が大きくなっちゃうんだそうだ。次の揺れが来たときにはゆるんだ状態で左右に振られるから耐震性能は下がるんだそうだ。だから、小さな揺れを起こす力を吸収する強化ゴムが役に立つんだ」

なるほど。じゃ、昔の木で組んで締める木組みが良いのでは?

「そうなんだ、以前はちゃんと木組みでやっている場合には少々揺れても自力で木組みが戻っていたんだけど、最近の法整備でそれだけでは駄目になった。これ自身が間違いとは言い切れないけど、中には木組みの基本となる彫り込みや刻みが疎かになった部分が出てきたんだ。そうなるとよけいに金物頼みになって・・・・いいこともあるけど、悪くなった部分もあるから、どの現場でもこの方法がいいのか、あの方法が良いのか、考えながらいろんな情報を集めないとね。」

なかなか難しいですね。
”技の慢心は進歩を制す”ですね。
シックハウス対策と同時に義務化された強制換気に向け、排気用ダクトがちょっと物々しいですね。


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2006年3月 9日 (木)

駆体検査合格です。

 260棟目の申請を行っていた諸角工務店施工のゆうゆう住宅(住宅性能保証申請住宅)の二回目検査=駆体検査が無事合格となりました。駆体検査は、通常三階建て住宅であれば中間検査として行政等が行う内容です。
 柱と土台、梁等の緊結および金物(適切な金物を使用しているのかどうか)、そしてバルコニー防水は正しく行われているのか、そして、屋根の防水の施工内容をあらかじめ申請時に提出した図面と照合し、目視確認を行うものです。(それぞれの施工内容についてはリンクしてありますので参照してください。)

 とくに昨今の偽造事件を受け、少々緊張気味(どちらも)に検査を行い、「ホールダウン金物のナットはちゃんと締まっていますね」と一個一個ナットのゆるみを確認されたのにはビックリしましたが・・・。

 概ね、40分ぐらいで検査が終了となり、無事合格です。

 「厳しくすることは厳しくしないとダメだよ。ちゃんとやって当たり前。でも、検査っていうとどうもドキドキしてしまうね。」と終了後の感想でした。現場はいつも緊張の連続です。
 ※これからも工程が進み次第報告を積み重ねてゆきます。

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これらの金物を各チェックしました。

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二回目の検査が合格すると、このポスターが施工者に手渡されます。保証開始は、引き渡し後となります。皆さんも「屋根が終わったな。」という住宅を見かけたら上記ポスターがあるかどうか見てみてください。

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2006年2月25日 (土)

ゆうゆう住宅現場報告~金物

諸角工務店施工のゆうゆう住宅(住宅性能保証制度申請中)の現場訪問してきました。
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上棟が終了し、養生シートをはり、今は駆体の金物の設置と筋交いの設置を行っておられました。「熱い!金物を今締めているんだ。上棟の時は一旦設置して、筋交いを入れて、今度は金物のボルトを再度締め直しを行います。床や壁を貼る前にもう一度締め直します。何度も確認だよ」
下の写真が基礎から出したホールダウン金物を柱に固定したところです。       


                                

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このホールダウンは15kn(キロニュートン)ですが、この金物の役割は基礎と土台、柱を緊結することです。地震等で揺れた際には、上下左右の力が加わるので、引っ張りの引き抜き力がかかります。その力をこの金物で食い止める役割を持たせています。

このホールダウン金物をはじめ各金物は、N値計算という方法で引っ張り力を計算しそれぞれを対応させてゆきます。

この計算が結構面倒ですが、なんとか建築士の方と工務店双方で計算しつけてゆきます。”強ければ強いほどいい”とはいかず、写真にあるようにボルトを柱に貫通させていますから当然木を傷めてしまうので必要最小限を計算する意味もこのN値計算にはあります。
※26日に行う研修でも再度この計算について行います。

「ここで、屋根をガルバリウム鋼板に変えることとなったんだ。コロニアルでも1.5トンぐらいの重量が屋根にかかるから、鋼板にかえると350キロぐらいになる。耐震の意味も考えると軽い方がいいということになったんだ。でも一長一短で、表面の塗装が10年ぐらいは大丈夫だろうけどその後だね。それに、この地域はおそらく違うけど、酸性雨が強いところだと銅板と同様融けちゃうこともあるから気をつけないとね。」いろいろ悩みはつきません。

 酸性雨の影響は確かにあります。他の仲間、瓦屋さんからも、雨樋が酸性雨で穴が空いているところがあったそうです。
 地域ごとの状況をふまえてやらないと大変だ。たしかに、地元に住む大工さんや工務店さんなら自分の家はこうだった、あっちはこうだったという情報を持っているので強いですね。

 こういう情報も欲しいですね。

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2006年2月18日 (土)

祝! 上棟2

PICT0061 ・・午後報告は残念ながら、翌日報告となってしまいました・・・

 昨日朝からの上棟作業は順調に進みました。

 通柱、管柱それぞれが120ミリ角です。つい最近まで105ミリ角が多かったのですが、15ミリの違いは大きい!木の存在がはっきりしています。

昨日の上棟作業は、大工職4人、とび職1名、クレーン作業者1人です。上棟時には、通常”仲間”を招き一斉に作業を進め、屋根の垂木、野地板設置まで行います。高所での作業でもあり、気の合う仲間でないと現場は任せられませんし、各人が次の作業、段取りをてきぱきとこなす様は、”さすがプロ”です。

 現在、屋根の野地板を取り付けています。

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 上棟を祝い”御幣(ごへい)”が棟木についています。建て主・施工者・施工日を書き記した木材を棟木にくくり、建物が無事に建ち上がった感謝と、これからも安全に順調良く仕上がることを祈願してお祭りするものです。

 昨今、注文住宅でも上棟式をやらないケースが増えているそうです。施主と施工者がともに祝い、双方の気持ちが一緒になる場面が減るのは寂しいですね。

先日、養老猛さんが”日本人は、「今日もお天気が良くて・・」と挨拶するのは、私たちの生活の中に、常に自然、そして環境を意識する気持ちがあるのではないか。”と書かれていました。地鎮祭、そして上棟式いづれも自然と人間の調和に感謝する行事だと思います。柱材を育てた土と水、光に感謝し、揺るぎない安心を基礎を通じて与えてくれる土に感謝。

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この”1Fろ10”という文字は、材をプレカット工場で刻んだときに印字されたようです。

 ”1F”は英語で、”ろ通りの10番”は日本語

 どんどん現場は変わってきますね。

 諸角工務店施工のゆうゆう住宅(住宅性能保証制度申請中)、これからも報告をします。

 

 

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2006年2月17日 (金)

祝!上棟

KC270037 259棟目のゆうゆう住宅の上棟です。

朝方の雨もなんとかやみ、8時前から作業をはじめました。

 前回報告後、基礎の上にネコ土台、土台(木)を敷設し、その後、架設足場をかけ、そして本日上棟となりました。

 平成8年11月、先行足場にかんするガイドラインが発表されて以降、まず足場をかけてから上棟を行う形式がどんどん採用されています。

写真は9時30分ぐらいですから、約1時間程度でこの段階まで進みました。

 梁はクレーンでつり上げ、柱に組み合わせてゆきます。足場がしっかりしているので作業も安全で、作業能率も以前に比べると格段に良くなっているそうです。但し、敷地が無いとクレーン車が入らないという問題もあります。今回の現場はなんとか大丈夫。

KC270041 この写真は、土台と基礎の間の”ねこ土台”を写そうと思ったのですが・・・わかりますか。

基礎に穴をうち換気口をつける方法から、土台の下に小さな通気口がある強化樹脂をはさみ、床下換気を行うものです。小さな穴がみえるでしょ。

以前は、換気口をつけるケースが主でしたが、基礎表面をモルタルで仕上げた後に、換気口周りに”ヘヤークラック(ひびわれ)”が発生するケースがあるためか、このねこ土台形式が多く採用されています。表面の仕上げ材のモルタルに”クラック”が入っていると、「基礎が割れているのではないか?」と心配になるのは誰でもそうですよね。

 「柱の刻みやボルトの穴の刻みは、誰がやっているの?」とご質問。

 そりゃ、大工さんでしょ。と言い切りたいけれど、プレカットであることも説明し、大工工務店さんがプレカット工場と綿密な打合せをして、間違いなく刻みを管理していますよと言ってたら、「でもね、プレカットだから安心だ、なんてことはないんだ。大工は上棟の前は天気の心配もそうなんだけど、胃が痛くなるほど何度も何度も確認するだ。自分で刻んでいるときでもそうだったけど、プレカットを使うときだってそう。ホント、神経すり減っちゃうよ。本当に一生懸命なんだ」

 午後もう一度報告をします。

 

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2006年1月31日 (火)

基礎の立ち上がり部分の打設です

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ちょっと見づらいですが、諸角工務店施工のゆうゆう住宅(住宅性能保証制度申請中)の基礎立ち上がり部分にコンクリートを打設したところです。先日のベース部分の打設後二回目の打設に成ります。

打設の際に基礎と柱を緊結するホールダウン金物をいれます。

本日は雨なので、シートをかけて養生しているのでなかなか見て取れませんが、もっこりしている部分にホールダウン金物が設置されています。

次に続く・・・・

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2006年1月27日 (金)

基礎ベースへのコンクリート敷設工事





 諸角工務店施工のゆうゆう住宅(住宅性能保証制度申請中)の基礎配筋検査が終了しましたので、本日はベースとなる部分へのコンクリート敷設工事です。朝、8時30分、寒い。

 写真は、生コンクリートをミキサー車で運び、コンクリート圧送車でダクトを通じて基礎部分に敷設しているところです。

 また、昨日検査後、給湯管や水道管等が基礎を貫通するため、スリーブ(後で管を通せるようにパイプ等で型を作り、基礎配筋の部分に埋め込んでいます。(左隅)

 コンクリートを敷設し、コテで均しています。コンクリートの粘りけで作業は大変ですが、鉄筋とうまく混ざり合い、すき間の無いように敷設する作業は、「腰が痛い」そのものです。

 一旦作業が終了し養生を行い、次の基礎立ち上がり部分のコンクリート敷設作業を行う予定です。

 「コンクリートは圧縮に耐え、鉄筋が引っ張りに耐える」だから基礎がしっかりするわけです。次につづく!

 

続きを読む "基礎ベースへのコンクリート敷設工事"

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2006年1月26日 (木)

259棟目の検査終了しました。

kc270021 本日、雪で延期していました259棟目のゆうゆう住宅(住宅性能保証制度申請中)の第一回配筋検査を無事終了することができました。

 登録者の会会員諸角工務店が取り組むK邸についてこれから定点報告を行いながら、住宅性能保証住宅の建設の歩みを追いかけ説明をしてゆきたいと思います。

 左記写真は検査員が、住宅の基礎配筋の立ち上がりが設計図書に記載されているかどうかの実値測定を行っているところです。私たちの取り組む住宅(愛称をゆうゆう住宅と申します)は、(財)住宅保証機構の設計施工基準と、住宅金融公庫の耐久性基準をふまえ、地面からの立ち上がりを40センチ設定しています。検査では、地盤、知行、基礎について11項目の点検を行いました。点検は、事前に提出した設計図書と実際に施工されている物を目視と計測、そして書類確認として行います。

 「やっぱり、雪で二日遊んじゃったよ。周りは結構雪が残ってるでしょ。雪かき出すの大変だったよ。まいった、まいった」と配筋を担当された業者さんも、一段落。確かに周りはまだ、雪が固まって凍ってましたね。天気ばっかりはどうにもならないけど、外仕事は大変です。頑張りましょう。

 ところで、「10年保証」、あまり聞き慣れない方も多いかと思いますが、2000年4月より日本国内の居住用住宅(木造、RC)は全て、住宅を供給する側で、主要な構造部分の瑕疵と雨漏りにかんする瑕疵については10年間補償をしなければならないことを明記した法律が施行されました。以前は、木造であれば5年、RCであれば10年が補償期間と民法で規定されていましたが、消費者保護の一貫として法律が変わっています。瑕疵の規定は、同法が施行されたときと同時に、「住宅紛争処理の参考となるべき技術的基準」として分類されています。

 瑕疵保証責任は、「住宅を供給する側」ですから、お施主さんと建築会社が直接契約を結んでいれば建築会社、建売住宅を不動産屋さんから購入したのであれば不動産屋が補償をしなければなりません。

 住宅それ自身高価なものですから、万一瑕疵事故があった場合には、相当な費用が必要となるので建設会社や不動産販売会社は補償する義務とは別に保険をかけることが通常です。(財)住宅保証機構の住宅性能保証制度では、万一事故が発生し瑕疵に該当する場合、同制度に参加している業者であれば無償で補修を行い、その経済的な裏付けを機構が8割保険適用するというものです。次回報告に続く

 

 

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